白内障とは
目のレンズにあたる水晶体(上図参照)に「にごり」ができたものを白内障と呼びます。
けがや薬、あるいは糖尿病によって起こる場合もありますが、ほとんどは老化現象の一つとして起こるものです。
白内障の主な自覚症状
●眼鏡をかけても視力が思うように出ない。
●視界が白くかすんだ様に感じる。
●夜、車のヘッドライトなどが非常にまぶしく感じる。
●まぶしさのため明るいところで見えにくい。
●物が二重、三重に見える。 など
先進医療の多焦点眼内レンズ
従来の単焦点レンズを使用した白内障手術では、遠方、近方のどちらか一方にのみ焦点が合うようになります。
例えば、遠くに焦点を合わせた場合、近くのものを見るには眼鏡(老眼鏡)が必要になります。
従って、手術後は、眼鏡を併用する生活を強いられます。
一方、新しく開発された多焦点レンズは、遠方、中距離、近方と、それぞれ複数箇所にピントが合う、遠近両用の眼内レンズと言えます。
そのため、手術後に眼鏡に煩わされない、快適な生活を可能にする手術といえます。
◆単焦点眼内レンズの見え方のイメージ◆
遠くにピントを合わせた場合
遠くの時計や風景はメガネを使わずに見ることができます。
携帯電話など近くを見るとこは老眼鏡が必要になります。
近くにピントを合わせた場合
携帯電話など近くを見るときはメガネを使わずに見ることができます。
遠くの時計や風景はメガネが必要になります。
多焦点眼内レンズの見え方のイメージ
遠距離、中距離、近距離のそれぞれにピントが合いやすくなるので、メガネなしでピントが合う範囲が広がります。
日帰り白内障手術の流れ
白内障手術の費用
一般的に行われている短焦点眼内レンズによる日帰り白内障手術は、健康保険の対象となりますので、3割負担の方で片眼45,000円程度の費用となります。
多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は自費診療で、健康保険は適応されません。
詳しくはお問い合わせ下さい。

吉野眼科クリニック
